キャバクラは酒ではなくコミュニケーションを売っている。
ニュー・クラブに入店したての頃、お客様の来店理由なんて考えたこともなかった。
お客様は大抵受身だし、積極的なお客様は強引にアフター誘ってくるし。
みんなに同じような接客をしていても、なかなかうまくはいかないよね。
そこで、「お客様はどうしたら楽しくなるかな?幸せになるかな?」って目線でもお話しするようになりました。
お客様に自分を好きになってもらんじゃなくて、お客様を理解して愛そうと決意したの。
お客様はどんなコミュニケーションを望んでいるのか?
最初はぼんやりでも、とにかく、相手の目で自分を見てみる。考えてみる。
お客様の意思や感情を汲み取る意思を持ってから、接客も予想立ててできて楽になり、
リピーターも多くなりました。
つまり、キャバクラってコミュニケーションの販売所なんだ。
お客様の来店理由を予想しながら接客するの。
お客様の心理を3つにわけて読む
お客様の来店理由は、大きく分けて3つあります。
①不満を解消したい。
②楽しみたい。癒されたい。
③仕事でつかえるかどうか。
詳しく掘り下げていきましょう。
①不満を解消したい。
主にお1人、もしくは2人1組のお友達か同僚でご来店されます。
・ワンチャン狙い。
・彼女やセフレ欲しい。
・不倫したい。
・日常にはないドキドキ。
・男としての魅力をはかりたい。
・愚痴りたい。キャストの悪口して偉そうにしたい。
・自慢話したい。
とにかく隙あらば触りたいし、プライベートな質問をしてくるし、アフターでワンチャンあれば…!ムフフというお客様です。
来店し、キャストと話すことで何らかの不満(やりたい、自慢したいなど)を解消しようとしてきます。
よく喋る。
営業職の方も多い。
どれほど誠実に接客をしても一番無駄な層です。
とにかく、その場では「騙されそうなフリ」「好みの異性の擬態」と、お客様にのってあげるのがお勧めです。
「どれだけお金をかけないで、キャバ嬢を口説けるか。」に趣をおいているので相容れられません。
思わせぶりな態度をして引っ張れることもありますが、懐も器も大きくない方も多いため、無理だと悟ると指名切れる場合も多いです。
向こうはキャバ嬢の人格にはまるで興味はありません。
「やれるか、好みか。」にしか興味ないためです。
やれそうな、騙されそうな雰囲気を匂わせて、煽ってさようならでよいと思います。無理だと悟ればすぐ切れます。指名替えや店替えもしやすい。
色恋営業になるので、キャストも疲弊しやすい。
見た目や時計など見てわかるものを褒めておくくらいで十分です。男として接していればよい。プライベートな質問はNG。
人間的なお付き合いは難しい層。
②楽しみたい。癒されたい。
主にお1人、もしくはお友達や同僚とご来店されます。
・日常にはないドキドキ。
・慰めて欲しい。
・励まして欲しい。
・キャバ嬢とあって元気になりたい。
・寂しい。
・彼女みたいに振る舞ってほしい。
・愚痴やEDなど、人に言えない悩みを聞いてもらえる。
・もしかしたら。
ガツガツしておらず、接客しやすいお客様層です。
尚且つ、ご結婚されている方は「不倫したいわけではないのだが…。家庭を壊す気はないし…。少しドキドキできたら満足かな。」という真面目な方も多く、アフターやおセックスのお誘いをお断りするストレスも少ない。
難点は会話も受身でつまらない人も多いこと。
長く何年もお付き合いできるのもこの層です。
どれほど細くても大切にしましょう。
ご家庭持ちの方は、こちらから連絡はされたくない方もいるので、連絡方法や頻度などは慎重に確認する必要もあります。
私はLINEきたら返す、という放置プレイ派でしたが、誠実で真面目な方は一度「指名」すると、ずっと通っていただける方も多い。
家族など、近すぎて大切な人には言えない相談をしてくるお客様も多く、心のお付き合いを重視します。
こちらも自己開示しつつ、お客様の人間性に興味をもって接していました。
友達以上恋人未満のような、親友のような、女友達のような。
時々、不倫経験0です!という方からガチ恋されて辟易することも。
③仕事でつかえるかどうか。
職場の部下を引き連れてご来店されます。
・接待で使える店かチェック。
・接待を盛り上げて欲しい。
最もキャバ嬢とお客様でWIN-WINの関係になれるのがこの層です。
接待や会社の飲み会の2次会、3次会で使えるお店かどうかを見られます。
例えば、キャストは敬語使えるか、洗練された雰囲気の店内か、うるさい店ではないか、客層はいいか、料金は適正か…など。
基本的に団体客でご来店されるので、単価も大きくなります。
そして、色恋になりにくく、団体なので会話も楽でとても有難いお客様です。
ビジネス利用のお客様ウケの良いキャストは重宝されます。
ビジネス利用(接待)で好かれるキャストの特徴
・目上の人(社長や部長など)に好かれる。
・敬語も使えて、目上や年上を立てられる。
・笑顔で挨拶でき、常識的にふるまえる。
・時間を守れる。
・予算を守れる。
・本を読んだり夜職以外の自己啓発に励む。
昼職経験もあると自然に身についていることばかりです。
しかし、18から夜の世界だけというキャストさんも多く、店によっては意外にブルーオーシャンです。
その他 男女ペアのお客様
基本的に、女性からおしぼりをお渡しし、ご注文をお伺いし、話しかけます。
男女ペアだからと言って、お付き合いしているとは限りませんが、男性ばかりチヤホヤするとやきもち焼かれてしまう場合もあるからです。
「レディー・ファーストで失礼いたします。」と笑顔で女性からおしぼりをお渡しすれば、男性だってすねたりしません。
指名される考え方はたった1つのマインドチェンジから
単に酒好きなら、酒屋の方が安い。
だけど、あえて女の子と飲みたいなら、そこに価値をどれだけ与えられるかにキャバクラの存在意義はあると思います。
お客様はお酒を欲しいわけではない。
お酒ではなくキャバクラはサービス(コミュニケーション)を売っています。
このお客様はお酒を通じてどんなお話したいのかな?
どうしたらこのお客様は幸せになるかな?という目線を持つこと。
キャバクラはどこまでもサービス業です。
キャバ嬢を理解してもらったり、好き嫌いなどをわかってもらうお仕事ではありません。
お客様を理解して、お客様の好き嫌いなどの価値観を把握して、お客様の望む接客をしてこその接客です。
多少は、自分とは違うことを押し付けられても、そういうものと思えなければお水のお仕事はきつく感じてしまうかもしれません。
お客様は自分に興味ないのは当たり前…。
自分という器を幾人ものお客様は中身を見ずに通りすぎます。
でも、時折、覗こうというお客様も現れるんです。
そのお客様とは長年のお付き合いになります。
でも、誰にでも中身を見せようと焦らない事です。
若くて可愛いのに指名のないキャストは、自分語りが大好きなんです。
「相手目線のコミュニケーション」にチェンジするだけで指名は増えます。
まずは、自分から相手を好きになる。愛する。
「席に着く前からふんわりと優しい自然な笑顔をくれた」と指名してくれた方もいます。
心の中からまずは、変えていきましょう。
参考にしていただければ幸いです。
以上、トゥルス・カーラでした。
また後日お逢いしましょう。
キャバ嬢の使える接客テクニックはこちらをご覧ください。
幸せなキャバ嬢になる方法
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