女であることを商品にすると、確実に一定数の方から見下される。
「キャバ嬢は嘘つきだから、嘘をついてもやり捨てしてもいい。」という考え方の透けて見えるお客様もいらっしゃいます。
たしかにキャバ嬢は嘘つきです。
お客様には「〇〇さん、お逢いしたかったです。」くらいは言える。
だって、ここはエンターテイメント。
お客様は自分を欲してなんかいない。
まして愛してなんかいない。
皆、自分の欲望を叶えて欲しくて恋するだけ。
お客様は欲しいものしか買わない。
たとえそれがどんなに価値あるものでも。
人は見たいものしか見ないから。
極端な詐欺まがいの本営かけるのは、お互いのためにもどうかと思います。
しかし、この虚構の空間で、キャバ嬢は「本当は何を売っているのか」ご存知でしょうか。
ここを理解できると、「なぜキャバクラで散財するお客様はいるのか?」も理解できるでしょう。
売れっ子キャバ嬢もそれぞれ個性的で営業もバラバラです。
しかし、1つだけあることをしているから売れるんです。
それは、「価値を提供」している点。
何らかのお客様の欲しい「価値」を提供しているから買ってもらえるんです。
「欲求があって」需要はあります。
キャバ嬢が嘘をつくからお客様が買うわけではないんです。
お客様のほしいものをキャバ嬢が売っているのからお客様は買うんです。
これだけではピンとこないですよね。
掘り下げていきましょう。
お客様はなぜ原価5倍の酒にお金を払うのか?
これはキャバクラに限りませんが、お客様はどんな時にお金を払うのか?
まずは分解して考えてみましょう。
お客様は「価値」と「お金」を交換します。
なので、「価値を提供してお客様に喜んでもらう」ことができれば、売り上げにも指名にも繋がります。
・相手はどんな価値を欲しがっているか?
・こちらはどんな価値を提供できるのか?
単純な話ですけれど、お客様は欲しいものしか買いません。
(盛り上げ、トキメキ、癒し、ドキドキ、心のつながり…など)
いまいち売れないキャバ嬢も陥りがちなのは、お客様の欲しい価値と提供したい価値にズレのある場合です。
例えば、接待で偉い人をチヤホヤしてほしいのに、部下の男性ばかりと楽しくお話し…。これだと次からは呼んでもらえないでしょう。
お客様が内面Mなのに、キャバ嬢も受け身の優しい接客すれば物足りなく感じられてしまいます。
(お客様のSなのかMなのか分類と接し方はこちらをご覧ください。)
お客様の欲しい価値を見抜くことができなければ、需要のある価値を提供できず、指名にも繋がりません。
キャバ嬢の提供できる価値とは何か?
お客様はどんな接客をしたら楽しんでもらえるかな…?
・可愛い女の子と過ごす楽しい時間
・ワンチャンあるかもというドキドキ
・女の子に喜んでもらいたい
・楽しく過ごして癒されたい
・接待を盛り上げて欲しい
・自分より下の存在を見て安心したい(不景気ですからね…)
・孤独を忘れたい
・男としての魅力をはかりたい
お客様は何を望んでいるのかな?
どうしたら幸せになるのかな?
そのお手伝いするにはどうしたらいいのかな?
また、そのお客様は何をされたくないだろう?
「相手目線」を持てると指名される確率はぐっと上がります。
相手の欲しいものを見せなければ売れないんです。
相手目線を持つコツと客層を広げる接客のコツ
相手目線を持つには、お客様は「何を好きで何を嫌いか」を把握しましょう。
それを一つ一つお客様はどんな人であるのか。
何をすれば喜ばれるのかを考えつつ接客します。
ある漫画家さんの仰ったことです。
「読者が求める絵柄やストーリーを提供できるのがプロ。
自分の描きたい話描くのがアマチュア。」
これはキャバ嬢の接客にもいえることではないでしょうか。
キャバ嬢自身のキャラをお客様に押し付けてもなかなか売れない(=お客様が欲しくなければ価値はない)んです。
お客様に理解してもらうことはお仕事ではなく、お客様を理解して、ほしい接客を与えることこそお仕事です。
そして嘘をつくというよりも、お客様の求めている要素(キャラ)を前面に出すように会話する。
上品にかっこよく振舞いたいお客様には、上品で知的な自分を前面に。
ノリよく楽しみたいお客様には、陽キャで酒好きの自分を前面に。
慰めて励まして欲しいお客様には、優しく包容力のある自分を前面に。
ただし、自分をよく見せようとカッコつけないこと。
よく見せようとするとボロもでるし、見抜ける人には不自然で痛い人にうつります。
素の自分のようでいて、相手の望む接客をする。
「素の自分」を出しているような「自分らしい」接客をする。
人には様々な面があります。
真面目な私
知的な私
陽気な私
おしゃべりな私
おバカな私
色っぽい私
演じると消耗しますけれど、要素の一部を出すくらいなら大丈夫。
あとは、こういうお客様は〇〇ちゃん得意だな、と思ったらそのお客様の前では〇〇ちゃん風に真似して接客してみてください。
接客の幅を広げられると得意なお客様も増えていきます。
お客様の求めている「価値」を提供してはじめてお金が発生することを忘れずに。
女の子の価値が高いから売れるのではなく、お客様の欲しいという欲求がベースなんです。
キャバクラで売っているものは何かの「答え」
ところでキャバクラでは「本当は」なにを売ってるのか知っていますか?
お客様がお金を出してでも欲しいものの正体は何なのでしょうか。
(できれば自分の頭で考えてみてね)
キャバで買えるものは…
酒
期待
楽しさ
ときめき
信頼関係
自分は特別だ感
頼りにされている感
俺もまんざらじゃない
自分より下の人間みて安心できる心
つまりね、お客様は男としての自信を買っているんです。←これを売れ。
すべての女の子に幸せが訪れますように♡
以上、トゥルス・カーラでした。
また後日。
キャバにハマりやすいお客様の特徴はこちらをご覧ください。こんな素養のあるお客様こそ、積極的に営業かけましょう。
深い接客テクニックはこちらに掲載しています。
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