カーラさん、こんばんは。
ツイート見ました。
20歳男ですが性欲が強くて困っています。
どうやってコントロールしたらよいですか？
（あっきー ２０）
あっきー様、はじめまして。
ツイートご覧になっていただきありがとうございます。
２０歳ですと性ホルモン分泌ピークの時期。
男性は５２秒に１度、性について考えるという研究もあるくらいだから、男性の性に対しての渇望のすさまじさはお察しします。
おそらく、「１日中ふとした時にスケベなのこと考えてしまう！」
さぞ、お困りでしょう。
一般的に（統計的数値ですので個人差はありますが）
「女性は共感性や仲間意識を高めるホルモンにより高すぎる共感性に悩まされ、男性は高すぎるテストステロン（攻撃性や性欲を強くつかさどる）に悩まされるのが青春だ。」と言って過言ではないでしょう。
女性から見ると男性の直接的な性を向けられることに辟易（へきえき）しますし、男性から見ると女性は回りくどくて面倒に感じるかもしれません。
わざわざ「相談する」ということは、あっきーさんは「性に振り回されるとこの先どうなるか」に漠然とした不安もあるのかもしれませんね。
あっきーさん、それは正解です。
人は「性」ばかりを追い求めると破滅に向かう可能性もあるんです。だからこそ、遺伝子は女性に弱い性欲を与えました。
女性がセックスを拒否するからこそ、男性は性のエネルギーを危険の伴う冒険や戦いなどに向けることができるんです。
友人であり歴史研究家のARISAWA氏曰く、男は為政者になると性欲と暴力を存分に堪能するそうです。
そんな世界どうでしょう？
とても平和とは言えないですよね。
「ホルモン」という生得的な、あらがえないものに悩み、しかしそれに向き合おうとするあっきーさん、立派です。
しかしテストステロンは決して悪いことばかり起こすホルモンではありません。
「性」のエネルギーは生きる力や世の中を発展させる力にもなります。
テストステロンはリスクをとってでも行動できるエネルギーの源でもあるんです。
人が猿と変わらぬ生活をしていたころは、危険を冒して肉を取りに行き女性にわけてモテよう（性交をしよう）としていました。男性は女性や子どもを外敵から守って資源を渡す役割を担いました。
もし、どの女性にも男性並みに性欲を持っているとどうなるでしょう？
おそらく人はセックスばかりして虎にでも食べられて絶滅していたかもしれません。
女性の性欲には波もあり（排卵期に重なる）セックスを拒むからこそ、男性は異性獲得に躍起になる力になるんです。
現代人もその力を、仕事やスポーツや芸術として昇華していくと、とてつもないパワーになるでしょう。
性的に満たされきれない状態は自分を向上させるエネルギーになります。
私は以前ホステスをしていましたが、出世される方、社長になる方は大抵、助平でしたよ。
10代から20代前半に性欲に振り回されると起きる弊害
スマートフォンひとつで刺激的な情報を容易に得られ、お金さえ払えば性的サービスを受けられる現代。
しかし、性エネルギーを性で処理しすぎてしまうと弊害もあります。
①偏った性的趣向（フェティシズム）になる可能性
②自慰行為を過剰に行うことによる膣射精障害
③性依存症になる可能性
①偏った性的趣向（フェティシズム）になる可能性
男性は性欲を司るテストステロンの最も高い時期（18から20歳頃）に性の対象を固定しまいがちです。
この時期に「たまたま」何かの対象物に対して性を感じてしまうとそれを変えることができなくなります。
安易に手に入る性的な情報はどうしても性的弱者（モテない男性）をメイン・ターゲットにしています。
より刺激的に、現実離れしたものをエンターテイメントとして提供されています。
あまりに偏ったもの、刺激の強いものを性の対象にしてしまうと現実で女性を思いやる行為に支障が出てきてしまいます。
②自慰行為を過剰に行うことにより膣射精障害になる可能性
床オナニーや強すぎるグリップでの自慰行為により、セックスで遅漏になる、最悪は膣射精障害になることもあります。
「遅いとかっこいい」と考える男性は多いもの。しかし、女性からは「早漏と遅漏なら早漏を選ぶ」という方も多いほど嫌われています。
③性依存症になる可能性
テストステロン値の高いこの時期に、性欲を性欲でばかり解消していると、依存症になります。
性処理しても性処理しても、求めてしまい生活よりも性を求めてしまい満たされない。
それはそれは苦しいことです。
性欲に振り回されずいい人生を送るには
性欲を性欲で解消しても、また性欲は湧いてきます。
一瞬だけの快楽を得ても心あたたまるような幸福感を得られることはありません。
性エネルギーは芸術やスポーツ、仕事（勉強）に励むことで昇華していきましょう。
特に人は汗をかくことをしないと身体を弱めていくように設計されているようです。身体を動かすことをしていると、性欲を発散する以外にも様々なメリットもあります。
身体を動かすメリット
①健康になる
適度な運動は人を健康にします。
１日２０分立っていないと身体を壊すともいわれています。
性エネルギーも脳下髄液が全身をめぐるのが快感です。運動しないと頭の中でだけで対流がおき、本当に気持ちいいオーガズムも得られなくなります。
②体力がつく
５０代以降も元気な方って、若いときに運動部だった方や、筋トレ習慣のある方は多い。人生１００年時代です。筋力は貯金できます。ぜひ、運動習慣を。
③就活で有利になる
２０歳でしたら、これから就職されることもありますよね。
就活で運動習慣がマイナスに影響することはありません。
「根性あります！」「無理ききます！」という言葉の裏付けにもなります。運動部への入部が難しくても運動習慣はあって悪いことはありません。
運動習慣があるというだけで、自己調整能力の高い人物とみてもらえます。
面接で勉強もバイトも運動も何も頑張ったことのないのに「がんばります！なんでもやります！」と言っても説得力ないよね。
最初の就職先で生涯年収は数千万円～１億円違う。転職するにも起業するにも最初の就職先で人は勝手にすごい人だと思いますからぜひ就活のための運動習慣お勧めいたします。
性欲を発散できない時の対処法
整体師の寺門 琢己氏曰く、シャワーや保冷剤などで睾丸を冷やすと少し楽になるそうです。自己処理が過ぎると感じる時にはお風邪をひかれないように注意し、冷やしてみてください。
性的強者（モテる）男性の特徴
単純にモテる人の特徴は心理学では
①マキャベリスト（君主的）
②サイコパス（共感性や恐怖心、罪悪感の欠如）
③ナルシズム（自己愛）
の３拍子の度合いが高いほど異性との性交回数は多くなることがわかっています。
しかし、性欲は満たされても自分も、相手も傷つけるだけで幸せにすることは難しい人物の特徴でもあります。性欲は満たされても常に孤独感だけは消し去ることはできません。
性欲に「困っている」というあっきーさんなら相手を思いやる行為もできるはず。
女性と男性とでは見えている世界が違います。
女性の求めていることを察して与えられる男性に、女性は離れられなくなります。つまり、人を愛すること。
愛する人とのインタラクティブ・セックスは、消費するようなセックス（性欲解消するためだけのもの）とは比べ物にならないほど満たされる行為です。
ぜひ、恋して、愛しましょう。
セックスに関してはこちらの記事をご覧ください。
人と猿との１番の違いは芸術
個人的には人と猿との１番の違いは「芸術」にあると思っています。
社会性は猿だって持っています。
教育はプレーリードッグだってもっています。（サソリの食べ方を子供に３段階にわけて教える）
仕事は蟻だってしています。
だけど絵を描いてそれを想像したり、小説を読んだり、歌を歌ったり、お芝居したり、建築したり…。
感性や魂の表現、創造、想像が多彩なのは人独特なものです。
ぜひ、芸術で魂を揺さぶられてみてください。
教養、仕事、感性そろってこそ一流人。
まとめ
遺伝子の目的は、生ではなく性にあるそうです。
しかし、性欲を性欲で安易に解消していても、決して心から満たされることはありません。
人は不思議な生き物なんです。
性ばかり求めていても孤独になる。
人は「脳」を巨大化させ続けることで持て余した想像力をもつため、「愛」という目に見えない曖昧なものがないと死んでしまうように設計されています。
孤独や渇きから救われるには、何かを愛することからでしか得られません。人って誰かのために生きることが自分のためになるようにできているんですね。
ぜひ、有り余る性欲は、自己研鑽にお使いください。
そして、自分もパートナーも幸せにできる素敵な男性になれますように、応援しております。
（とはいえ、定期的に出さないと身体にも悪いのでほどほどに自己処理も愉しんでくださいね。）
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トゥルス・カーラでした。
また後日お逢いしましょう。
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参考文献一部
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