カーラさん、こんにちわ。
初めてDMしてみました。
わたしも福岡のキャバクラで働いています。
ナンバー入りもなんやかんやしている26歳です。
相談がありまして…。
わたしのお客さん(2回しか会ってない)が、LINEをめちゃくちゃ送ってきます。
それは、ままあるあるなのですが、
「好きになってもらえなかったら消えるよ。」とか、
「不安に負けたら消えるから。」とか、
ほんとにねちねちねちねち早く落ちろ的なLINEを長ったらしく送ってきます。
極端な人で、指摘すると急に短文になって、素気なくしてきたり、連絡取れてないと不安が募るようです。
本音は、何度も何度も本指名で通ったお客様もいる中で、
「早速、何言ってんだ。」
「もっと通ってからの話だろ。」
「特別になりたいってなんだよ。」
って思いますが、どう対処したら良いのかほんとに悩みすぎてスマホが鳴るのが怖くなりました。
カーラさんならどのように対処しますでしょう…。
即レスするわたしが悪いのかなぁと自己嫌悪です。
お手すきの際にお力をください。
胃が痛いです。
(26歳 キャバクラ嬢 みれい)
みれいさん、はじめまして、こんにちは。
まずは、ご相談ありがとうございます。
それはそれは。胃も痛くなりますよね。
「もし、私がそっけなくしたせいで、自死されたらどうしよう。」
優しいみれいさんなら、想像してしまうことでしょう。
かと言って、そんなことを仰るお客様とお付き合いする訳にもいきませんよね。
このようなお客様と、もし、好奇心なり、情なりでプライベートでも関わってしまったら地獄です。
辞めておきましょう。
何かを失います。
ですが、ご安心ください。
この方は死ぬ死ぬ詐欺です。
このお客様は、死ぬ気は全くありません。
単に、
「自分を人質にして、相手の罪悪感をあぶり、脅迫して恐怖でコントロールしよう。」という黒い心の持ち主です。
精神的な暴力と言っていいでしょう。
この手の方は、自分に自信がなく、何事も他人のせいにする癖のある方でして、「自分は病んでいる方が得だ。」という事も知っています。
「病んだ自分に優しくされた。」と、周りの方の良心をむさぼり食って自分に注目してもらった経験があるのでしょう。
何かこちらから言い返しても「(こんなに病んでいる)俺にそんなことを言うなんてひどい!」と被害者面して言い返して泣いてきます。
そして慰めたら「やっぱり優しいね。やっぱり大好きだ。」と。
彼らは、言いすぎたり暴力をふるったり狂言をしては、こちらが止めることで落ち着いたふりをして「俺はなんてことをしてしまったんだぁ!本当にごめんなさい。」と不細工な顔でおじさんでも泣いてきます。
ほいで、「やっぱり、みれいちゃんがいないと俺は生きていけないよ。」なんて言ってきますよ。
ストーカーや暴力、軟禁、監禁してくる人はどこかに「ストーカーの教科書」でもあるのかな?というくらい、同じように「消えるから。」「死ぬから。」と言ってきます。
被害に遭いやすいのは、同じようにさみしくて、誤った形でも歪んだ形でも良いから側にいて欲しい、鬱陶しいほど必要とされていたい、と考えてしまう方です。
死ぬ死ぬ詐欺と本当に自死する人の違い
中には本当に病んでいて、自死を選ぶお客様もいるでしょう。
ですが、みれいさんのお客様は死ぬ気はさらさらありませんよ。
どうしてそこまで言い切れるのかと言いますと、私自身が「死」と身近に生きてきたから、経験から…としか言えませんが。
昔、みれいさんのお客様のような方と交際しておりました。
はじめは良い方だったのですが、徐々に歪みをあらわにしていき…。
最終的に私は、仕事、友人、家族、時間、青春、学校生活、精神、色々失いました。
自分は死ぬ気はないのに、他人の家族に自殺や殺人をそそのかしたりと、悪魔のような内面を垣間見ました。
恐怖や暴力、ストーキングにより別れられず、10年付き合い、その後2年間別な、精神的DVを繰り返す死ぬ死ぬ詐欺野郎と交際しました。
その後、実際に自死することになるお客様ともかかわる事になり…。
そんな15年間で、気付いたんです。
愛しても無意味な人っているんだな。
自分しか愛することのできないさみしい人間って存在するんだなって。
彼らが愛しているのは相手(私)ではなく、彼ら自身なんだって。
単なる獲物としての所有欲求でしかないんです。
いつまで経っても、どれほどの愛を注いでも、依存や病み具合に変化はなく、かまい続けるほど、いつまでも飽きずに病み、依存し、改善されず。
風の噂ではあれから10年は経過していますが、誰ひとりなくなっておりません。
話、それてしまいましたね。
死ぬ死ぬ詐欺と本当に死ぬ気のある人とでは、同じように死をほのめかしつつも、違うところあるんです。
それは、
死ぬ死ぬ詐欺は「いなくなったら消える。」
「ふられたら消える。」
「付き合ってくれなかったら死ぬ。」
と言ってくるのに対して、
本当に死ぬ気のある方は、
「みれいちゃんにふられた体で死ぬつもりだった。」って言ってくるんです。
なんとなく、ゾワっとしません?
ちがい、わかります?
ここまで来ると、止められません。
お客様にうまく精神科の受診を勧めたり、連れて行ったこともあります。
もしくは既に通院されていたり。
でも、30超えた成人男性で「死ぬ」という意志に憑りつかれている方って、強固なんです。
私は無力で、何もできず。
お医者さんも、何もできず。
接客していた私には、少しの期待と優しい嘘をプレゼントし続けました。
「嫌いじゃないけれど、好きではない。」
「嫌いじゃないけれど、付き合うつもりもない。」
「好きでも嫌いでもないけれど、一緒にいて楽しい。」
「あたし、同級生がなくなったことあって…。死ぬ死ぬ言う人いやだな。」
「死ぬ理由書き出して、全部変えちゃえばいいのよ。」
延命にしかならなかったのでは?
延命によって余計に苦しめてしまったのでは?
と悩んだこともありましたけれど、たぶん、死ぬ前に少しだけ楽しい思い出になってくれていたらいいかな、と、解釈することにしています。
こんなに優しい人にあったの初めてとか言って泣いてましたから。(きっと、そんなことはないのでしょうけれど…。)
死ぬ予定を決めている方と対峙すると、「怖い」とか胃が痛くなるのではなく、その人のいない間、独りの時に震えるほど寒くなりました。理由はわからないです。
死ぬ死ぬ言ってくるくらいでは死なないですし、万が一死んだところでみれいさんの責任ではなく、そのお客様の意志で責任です。
みれいさんは、親でも恋人でも医師でもカウンセラーでも友達でもなく、キャバ嬢ですからね。
お互いに金銭を介在させることによる免責事項の多い、何の責任もない間柄。
そして万が一お付き合いしたとしても、決していい結果にはならないことも、治すことも私たちにはできません。
迷惑なお客様への対処方法
みれいさんは、「2回きたくらいで。」「ずっと通ってくれるお客様もいるのに。」と仰っていますよね。
ストレスの割には、細いから悩んでいるんじゃないですかね?
だって、ランカーになるってすごいと思うんです。
どんな田舎のキャバでだって、常に売れている子って、やっぱり接客上手です。
だとしたら答えは一つ。
呼んで、煽って、店では恋人、店の外ではしらんぷり。
ストレスと相応の金額(お酒)を頂戴しましょう。
毎日きてもらいましょう。
そのうちブチ切れて来なくなるだけですから安心しましょう。
「実は男性にトラウマあって…。もっとゆっくり決めさせてほしいな。
せかされて付き合ってひどい目に遭って…。」
「もっと〇〇さんのこと教えて?
私のことも、もっともっと知ってほしいの。」
とでもぶち込んで、過去などほじくり返して聞いてみましょう。
バツ3とか、前妻には慰謝料いらないからとにかく別れてくれと言われたとか、トンデモナイこと仰ってきますから。
念のため、LINEなどはスクショでもして保存しておいてください。
店の中だけで接客している分にはそこまで大きなトラブルに発展はしにくいとは思います。でも、エスカレートした場合には躊躇なく警察に通報しましょう。
「自分も煽ったし悪かったかな?」などの心配は不要です。
ここ、キャバクラですから。
仮想的な人間関係を楽しむ場所です。
本当に病んでいる方かどうかなんて素人であるキャバ嬢にはわからないし、なんの責任もないです。
交番では塩対応されることもありますが、後日、警察のストーカー専門窓口から連絡いただけます。
警察の介入は、プライドの高い男性で守るべきもの(地位や仕事、バレたくない家族など)あれば、効果てきめんです。
「私いないと寂しくて死ぬんじゃなかったの?」って言いたくなるほど効きます。
だいたい、このお客様も、どこかマトモな感じするんですよね。
「こーやって脅して女の子と付き合えた。」ことあるんじゃないですかね。
自死する方って、相手に迷惑をかけていると過剰に自責の念にかられつつも、ストーカーを止められない、うすら寒い周囲への不気味な怒りみたいなもの感じるんですよね。
悪しき習慣を断っていただくためにも、過剰サービスなんてしなくてよいと思います。みれいさんの心が宇宙一大切です。
他にもお客様いますし、
切れてもハッピー。来たらラッキー。
くらいにゆるく、みれい様のお心の赦す範囲でお付き合いすればよいと思います。
まとめ
①死ぬ死ぬ詐欺なので気にせず接客。
重すぎるならそれなりの対価を求めましょう。
②万が一お亡くなりになられても、そのお客様の問題なので、みれい様に責任はない。
③死ぬ前に楽しい思い出を作ろう、という接客を心かけていれば、もしもの時にも問題ないです。
参考にしていただけたら幸いです。
以上、トゥルス・カーラでした。
また後日お逢いしましょう。
キャバで培った使える接客テクニックはこちらをご覧ください。
仕事、恋愛、家族…迷ったらこちらのnoteをご覧ください。
逃げたいけれど、怖い…
そう思うなら、こちらの書籍がお勧めです。
親でも子でも兄弟でも配偶者でも、逃げなきゃいけない時もある。
ここまで実務的でありながら、実用的な「逃げる方法」の本は他にありません。
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柴田収弁護士先生監修です。
個人的には支援者サイドの方にも是非知っておいてほしい知識満載です。
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